そろそろ変わりどきですよ!
AIがじわりじわりと確実に私たちの生活に浸透しようとしています。教育分野にも活用の言及がなされました。
少子高齢化で労働力不足、とか、過疎地での住民の足がない、とか、高齢者の危険運転が絶えない、とか、児童相談所の情報のやり取りが未だにFAXだった、という話を聞くと、どうして不自由であることがわかっているのにいつまでもマンパワーに固執するのだろうと不思議でなりません。
きっと人間は変化が嫌いで、できれば今の状態がそのまま続いてほしいという安定志向があるのでしょう。
しかし社会は確実に変化していて、その変化に私たちの頭が追いつかずに実生活に歪みが生じている現状です。
「学校」というものについても同じことが言えます。
高校も通信制になると通学に必要な時間が最小化され、中学卒業後16歳から働き始めるなり遊ぶなりそれぞれの人生を始められる。全日制の高校にいくのは「集団生活が好きで特にやりたいこともない」大組織のホワイトカラー予備軍な人だけ、みたいな時代に。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年2月17日
https://t.co/ilLfkskjm5
なんでもかんでも(物理的に移動して)学校に来い、とかいうこと自体が時代遅れというか、「今までもそうしていたから学校とはそういうものなのだ」という思考停止の象徴だよね。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年2月17日
これはすごく大事な視点で、これによりディスカッションなどハンズオンの授業ではごく少人数の生徒にひとりの先生を割り当てることができ、より深く考える経験を提供できる。https://t.co/hPoqmSusvi
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年2月17日
「学校へ行く」ということが多様になったり教師が教科から解放される未来は、わたしたちの世界を劇的に変えるでしょう。
学校の教育は無駄だという極論もありますが、一人でも学んでいける才能や導いてくれる大人がいるなどの恵まれた環境があれば学校など行かなくてもいいと思います。しかし、そういった子どもは1%にも満たないと思うので、残りの99%を救うセーフティーネットとして学校は機能しなければなりません。
今後は、様々なことに興味を持ち、目の前の課題を見つけて解決できる能力が求められます。教科から解放された教師は、子どもたちの学習意欲を高めて社会に出ても自分の力で前に進めるようにサポートする役目となります。
現在の学校の形は少なくとも戦後から70年以上続いています。変化することはとてもつらいことですが、そろそろ学校も変わらなければいけませんよね!