読書の意義

 

こんにちは。もう3月も終わりますよ、みなさん…!どうして時間というのはこんなにも早く流れるのでしょうか。私には理解不能です。

 

さて、読書って大事ですよね。

私自身、文章に全く興味がなく、小学校の図書室に行く時間(なんかよくわからないけれど図書室に行って好きな本を読む時間)には『ウォーリーをさがせ』を読んで(正しくは見て)ました。中学・高校では長期の休みに課題図書はあったと思うのですが、全く記憶にないのできっと心を無にして取り組んでいたものと思われます。

そんな私も日本語学科に入ってから一転、読書をするようになりました。直接的なきっかけは、チューターをしていた留学生から『古都』を一緒に読みたいと言われたことです。

 

なにそれ、川端康成っておいしいの? (゚A゚;)ゴクリ

 

などとは口が裂けても言えず、日本人&日本語科のプライドにかけて一緒に読んでいくことにしました。昔の言葉や特有の表現など、意味がわからない言葉を説明しながらゆっくり一緒に読んでいったのがよかったのでしょうね、

 

なにこれ、川端康成っておいしいやん! (。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!

 

そこから読書に目覚めて、古本屋へ行っては聞いたことがある名前の作家の100円の文庫本を次から次へと漁っていく大学生活を送りました(若干の買い先行)。

大学を卒業してからはkindleで買うほうが多くなり、そこで目につきやすいビジネス書を読むようになっていたのですが、先日セールになっていたので『三国志』を買ってみました。久しぶりに小説を読んで、景色の描写に爽快感を覚え、改めて小説っていいなあと思いました。中国文学はあまり触れたことがなかったのですが、霞がかった桃の花匂う古代中国に憧れがあるようです、私。

 

で、読書って大事ですよね(やっと本題)。実は、「読書をする」ことによって「学力が高くなる」という因果関係は証明されていないのだそうです。学力の高い子どもの親は子どもへの関心が高い傾向にあり、一つの行動として本を買い与えている可能性があるというのです。(『「学力」の経済学』より)

さる先生(さる@3.27.京都テルサ (@saruesteacher) | Twitter)の以前のツイートです。

読書と学力に因果関係はなくとも相関関係はある。であれば、むりやりそのスパイラルに巻き込んでしまえ!というものですね。

私は小さい頃は本の恩恵に預かれなかった一人ですが、読書が学力に関係あるにしろないにしろ、人間の知的好奇心を満たす一つのジャンルであることには違いありません。非日常の世界に浸るもよし、思考力をつけるもよし、語彙を増やすもよし。私は子どもたちに「本も悪くないよね!」と伝えていきたいです。

  

魂の読書

kindle版