newspicksの特集:教育改革最前線

数ヶ月前のことですが、リクルートマーケティングパートナーズが提供している「スタディサプリ」というアプリの(宣伝?)特集記事が出ました。
newspicks.com

変化の少ない日本の教育において、これほどまでに変わることができたら…と考えただけでもワクワクしますね。

2017年現在でさえ、人の人生はどんどん変わってきており、先人たちをそのまま見習っていたのでは立ち行かなくなりつつあります。そこで2020年を見据えながら官民が新しい時代を乗り切ろうとしています。

新しい教育をしていかなければならない中で何が問題かというと、新しい授業の準備時間の捻出とコンテンツの提供、学習項目の個別対応、などです。これらをサポートするためにICTを使ったアプリを提供すれば教育現場は改革できる、というのがこの特集記事の中身です。

教科の指導から生活指導、さらに部活動指導と多忙を極めている教師ですが、ICTの活用によって時間が生まれれば、少なくとも新しいことをやってみようかなという気持ちも生まれ、現場は改革に向かう事ができると思います。 

 

クローズアップ現代でもアメリカの事例が特集されていましたね。

www.nhk.or.jp

 予想できない時代に突入している今日、今までのやり方を思い切って変えてみることが必要だと思います。

 

また特集内には、教育改革をすすめる上で保護者の存在も大きいと書かれていました。学校が何か新しいことをすると、それは直接子どもに影響をあたえることですから保護者が学校の動きに敏感になるのは当たり前です。しかし、これからの時代は自分たちの子供時代とは全く違うものになるということを常に意識して、学校の改革への試行錯誤を温かく見守って欲しいものです。

 

最後に、完全分業化も教育改革には必要なのではないかと思います。「教師はなんでもできる」と思われていますが、大学で教わることだけではとてもカバーできるものではないし、現役教師のための研修プログラムも十分ではありません。また、情報が溢れ、大学全入時代とあっては、教師は抜きん出た存在ではなくなっています。ですから教師が全てを負担するのではなく、教科、生活(心のケア、いじめ)、部活動、事務(成績管理も含め)、行事を完全分業化し、専門家が役割を担うようにするべきだと思います。

 すると私たちは教科の専門家ということになりますが、今までのように一方通行で上から教えるということではなく、生徒の学びをサポートする役割を担うべきで、我々も変わらなければなりません。

 

先生! (岩波新書) 

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