とにかくこのままではいけない、という焦りがあるんです

日本っていい国ですよね?インフラも整ってるし、食べ物はおいしいし。 でも、ふと我に返ってみると、日本って生きにくい国ですよね? 何か失敗した人がいればマスコミを筆頭に総動員で袋叩きにして吊るし上げる他者に対する思慮の欠如、数年に一度の台風や…

【更新】新学習指導要領のねらい

こんにちは。 一年前に「次期学習指導要領のねらい - これからの「国語」を考える」という記事を書いたのですが、一年経ったということで、これまでいろいろ考えてきたことも踏まえてもう一度次期学習指導要領について考えていこうと思います。(いずれ過去…

「妊娠で勧められ32人自主退学」の件

こんにちは。今日から新年度ですね!1月1日には叶わなかった「心機一転、がんばる…!」を心に誓います、を毎回繰り返しています。 さて、最近また学校関連のニュースが話題になっていましたね。 www3.nhk.or.jp 時間がある時はだいたいNHKのニュース7を見…

読書の意義

こんにちは。もう3月も終わりますよ、みなさん…!どうして時間というのはこんなにも早く流れるのでしょうか。私には理解不能です。 さて、読書って大事ですよね。 私自身、文章に全く興味がなく、小学校の図書室に行く時間(なんかよくわからないけれど図書…

人生の成功とは何か

ベッドに入っても眠気がすぐに来ない時、私はよく「今から全部願いがかなうとしたら...?」というリミッターを解除した理想の未来を妄想する訓練をしている。 がしかし、これがとても難しく、どうしても現実に寄り気味の将来を描いてしまうのだ。例えば、「…

杉並区教育委員会の研究会が面白い

こんにちは。出会いと別れの季節、3月です。 今日はちょっと面白かった研究会の報告書をご紹介します。 杉並教育研究会中学校英語部会が2018年1月に開いた「人生100年・デジタルネイチャー時代の学びを考える」という題?の研究会の『これからの(外国語…

学校の教科の中で一番役に立ったと思うのは?

みなさんこんにちは。 突然ですが、質問です。学校で勉強した教科の中で一番役に立った、勉強してよかったと思う教科は何ですか? 私が一番やってよかったと思う教科は公民の倫理です。理由はとにかく面白かったからです。授業自体はいたって普通だったと記…

未来の部活動のカタチ 〜新しい時代の幕開けじゃ!〜

来ました来ました。巷では少しずつ休みが増えているようですが、一気に変わってきそうな気配です。部活動と学校が切り離されます。 「部活動は地域のスポーツクラブで 自民が提言へ」www3.nhk.or.jp(記事は削除されました) www.jiji.com 部活動といえば、…

高等学校指導要領改訂案が発表されました〜

2月14日に高等学校学習指導要領の改訂案が発表されました。 ・高等学校学習指導要領(文科省HPより) http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000170358 ・高等学校学習指導要領の改訂(案)のポイント(文科省HPより) http://search.e-go…

学校の先生は損か?

「学校の先生はそこまで踏み込めないのではないか。」 そう考えて、学校の先生になろうと思えなかった時期があります。 学生時代に東京都内の某個別指導塾でアルバイトをしていました。とても素直で屈託のない子、世の中に対して冷めているようだけれど自分…

「入試出題ミス」問題

こんにちは。2018年ももう12分の一が過ぎてしまいましたね。 ということで日本は今、受験シーズンまっただ中。多くの人が何かしらの受験を経験してきたことと思います。中でも大学受験は結構明確な目標のもとで挑戦するものなので、その合否は人生においても…

どうして「国語」を勉強しなければならないのか

生まれたときから日本語を話している私たちは、どうして学校で「国語」を勉強するのでしょうか。国語科の教師はもちろんのこと、現在進行形で国語を勉強しなければならない子どもたちにとっては人生の中でも大きなウェイトを占める大問題であります。 「どう…

30年後 公立小中学校が激減するという推計

先日、2050年ごろまでに公立の小中学校が現在の3分の1になるという推計が発表されました。 www3.nhk.or.jp ネット上のコメントを見ていて一番気になったのが、「母校がなくなるのは寂しい」という声が多かったことです。 ソフト面での抜本的な改革が難しい学…

不自由な学校

学校って窮屈なところですよね。皆さんも記憶に新しいニュースに、大阪の高校で黒髪を強要したというものがありましたね。 www.asahi.com このニュースを聞いたほとんどの人がこの教員けしからん!という感想を持ったことでしょう。実際ネット上でも生徒の人…

2017年

2017年も教育を巡っていろいろなことがありましたね。 ニュースを振り返ると教師の不祥事などあまり良くない事件ばかりを挙げることになってしまいますが、将来が期待される若い力の活躍も目立ちました。 学校関係では学費無償化の方に大きく流れが変わった…

子どもを常識でしばりつけること

私の知っているある男の子はゲームを始めると周りの声が耳に入らなくなり、物理的に取り上げるまでやめることができません。何度約束してもだめなので、結局ゲーム禁止になってしまいました。勉強にも興味がなく、母親ともいつも言い争いをしています。最近…

古文と漢文

代表的な教科書を見てみると、中学校の国語では古文、高校の国語では古文と漢文が行われています。みなさんも「現代語と同じだけど意味が違うのよ(きりっ•̀.̫•́✧」と得意気に語る国語の教師を目撃したことがあるのではないでしょうか。 確かに古文の作品た…

N高校

小中学校で不登校の子供の数は126,009人。軽く一つの町を作れそうな数の子どもたちが「学校に行けない」レッテルを貼られて生活しています。 (平成27年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果(速報値)について http://www.mext.go…

国語が先か英語が先か問題

「我が子が将来苦労しないように小さいうちから英語を教えてあげたい。」 このように考える人たちはどんどん多くなっているのではないでしょうか。 実生活では英語の必要性はそんなに感じないけれど日本を訪れる外国人観光客も増えているようだし我が子が就…

次期指導要領のねらい3 国語科

このブログでは、過去に2回、新指導要領について考えました。 今回は第3弾として、国語科について考えてみたいと思います。 参考;次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ(第2部)(国語、社会、地理歴史、公民) http://www.mext.go.jp/comp…

作者が解いて満点取れない問題

こんな話を聞いたことがありませんか。 「文章を書いた作者本人が満点取れなかった」 私自身高校生の頃はこの類の話は聞いたことはありませんでしたが、現代文はとにかく苦手で、「〜せよ」口調で聞いてくる問題に「お前に何がわかるんだよ」と悪態をついた…

ノンネイティブへの「国語」

親の仕事の関係で地元の学校に行く羽目になった系のエピソードを見るのが好きなのですが、アメリカだと最初は大体紙とペンを渡されて後ろの席で絵を書いててと言われて、知らないうちにクラスで勉強してて、「子どもはすぐに慣れて平気で英語で話すようにな…

newspicksの特集:教育改革最前線

数ヶ月前のことですが、リクルートマーケティングパートナーズが提供している「スタディサプリ」というアプリの(宣伝?)特集記事が出ました。newspicks.com 変化の少ない日本の教育において、これほどまでに変わることができたら…と考えただけでもワクワク…

大学4年生でやっとレポートが書けた話

私は大学4年生の後期の最終課題でようやく本物のレポートが書けました。もちろんそれまで他の授業でたくさんレポートを書いたのですが、そのレポートを書いた瞬間、今までのレポートはレポートではなかったということを悟りました。 新しくビジネスを始める…

新「センター試験」・大学入学共通テスト

先ほど、新しいセンター試験である「大学入学共通テスト」のモデル問題が公開されました。 www.dnc.ac.jp 国語科については、形式的には記述式の問題が導入される他、内容的には実社会により即した題材(文章)を読み解き考察するという点が新しいと思います…

先生に個性を

私は先生を人だと思っていませんでした。尊敬するどころか、自分よりも下の存在だと考えていました。自分と同じように家に帰ってご飯を食べて、週末にはどこかへ出かけたり、平日の朝には私みたいな生徒に会いたくないと思いながら仕事に出かけているなんて…

次期学習指導要領のねらい2 教科を横断する

以前このブログで、新しい学習指導要領の全体的なねらいについて記事を書きました。 今回は、次期指導要領の中の、「教科を横断する」という課題について考えてみたいと思います。 「教科を横断する」という提案は 『幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特…

国語がおもしろくなかった

みなさんは中学・高校の国語の授業は好きでしたか。 私は「あまり覚えていない」というのが正直なところです。勉強したという記憶が無いのです。私はどちらも公立の学校に通っていました。 中学1、2年生の頃はおそらくおとなしく授業を受けていたと思うの…

次期学習指導要領のねらい

次期学習指導要領改訂案がすでに公開されています。小学校は2020年4月、中学校は2021年4月、高等学校は2022年度の第一学年から実施される予定です。 この改訂で念頭に置かれているのは、子どもたちが社会に出る2030年そしてそれ以降の社会において、子どもた…